ビル管理士 2022年(R4年) 問144　 過去問の解説【清掃】

問題

清掃品質の評価者がインスペクションの実施にあたって行う事項に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

回答と解説動画

正解は（3）

インスペクションとは、「調査」「検査」「点検」などを意味します。清掃におけるインスペクションは、清掃業務の品質を客観的に評価し、契約通りのサービスが提供されているかを確認する作業です。

１．準備において、具体的に評価範囲を決め、インスペクションを行うための実施計画を立案する。
→正しい
評価の範囲や目的を明確にし、計画を立ててから実施することは基本的なプロセスです。

２．評価において、品質の良否に限定せず、どの程度の改善が必要であるか分析、判断する。
→正しい
単なる良否判定だけでなく、改善の程度まで判断することが求められます。

３．改善において、改善内容や具体的な対策を示して、清掃従事者に指示をする。
→不適当
清掃従事者への具体的な指示や指導は現場の責任者の役割です。評価者は、現場の責任者に指示を出すところまでが役割です。
評価者⇒現場責任者⇒現場の清掃従事者

４．再点検において、改善されていない場合は、その理由を明らかにして、事後処理をする。
→正しい
改善が不十分な場合は原因を明らかにし、適切な対応を取ることが必要です。

５．再点検の結果をもとに、改善について再評価を実施する。
→正しい
再点検後に評価を行い、改善状況を確認します。

解説動画