問題
ダクトとその付属品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. | 低圧ダクトの流速範囲は、15m/s以下である。 |
2. | フレキシブル継手は、ダクトと吹出口や消音ボックス等を接続する際に、位置調整のために設けられる。 |
3. | 可変風量ユニットの動作形式には、絞り式とバイパス式がある。 |
4. | 風量調整ダンパは、モータダンパの場合も、ダンパそのものの構造は手動ダンパと同等である。 |
5. | 丸ダクトは、スパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。 |
回答と解説動画
正解は(5)
1. 低圧ダクトの流速範囲は、15m/s以下である。
→ 正しい
低圧ダクトの流速範囲は15m/s以下と定義されています。
2. フレキシブル継手は、ダクトと吹出口や消音ボックス等を接続する際に、位置調整のために設けられる。
→ 正しい
フレキシブル継手は、ダクトと吹出し口や消音ボックスなどを接続する際に、多少の位置ずれや振動を吸収するために設けられます。(以下の画像のようにダクトの形状が柔軟に変化するため、機器と接続する際の位置調整が容易です)
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3. 可変風量ユニットの動作形式には、絞り式とバイパス式がある。
→ 正しい
可変風量(VAV)ユニットには、絞り式(ダンパーで風量調整)とバイパス式(バイパスダンパーで調整)の2方式があります。
4. 風量調整ダンパは、モータダンパの場合も、ダンパそのものの構造は手動ダンパと同等である。
→ 正しい
モータダンパも手動ダンパも、羽根の構造自体は同じで、駆動方式だけが異なります。
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出典:クリフ株式会社
5. 丸ダクトは、スパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。
→ 不適当
スパイラルダクトは、鋼板をらせん状(スパイラル状)に巻いて「はぜ」を作ることで、通常の丸ダクトよりも高い強度が得られるのが特徴です。

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