問題
日射・日照に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | 太陽から放射される可視光線、紫外線、近赤外線のうち、紫外線の波長が最も長い。 |
| 2. | 遮熱性塗料や遮熱性舗装の特徴は、近赤外線の反射率が大きいことである。 |
| 3. | 天空日射とは、太陽光が大気中で散乱して、地上に降りそそいだものである。 |
| 4. | アルベドとは、任意の面に入射した日射量に対し、その面が反射した日射量の割合をいう。 |
| 5. | 太陽定数とは、大気圏外において太陽に正対するときの単位面積当たりに入射する放射エネルギーのことをいう。 |
回答と解説動画
正解は（1）
１．太陽から放射される可視光線、紫外線、近赤外線のうち、紫外線の波長が最も長い。
→不適当
波長の順番は「赤外線（長い）→可視光線→紫外線（短い）」です。
この問題では近赤外線となっていますが、赤外線である以上、順番は変わりません。
２．遮熱性塗料や遮熱性舗装の特徴は、近赤外線の反射率が大きいことである。
→正しい
遮熱塗料や舗装材は、日射のうち熱エネルギーの大きい近赤外線をよく反射することで、表面温度の上昇を抑えている。
・屋根や外壁に塗布することで、屋内への熱の侵入を防ぎ、空調負荷を軽減。
・アスファルト舗装（遮熱舗装）では、夏季の路面温度を通常の舗装より10〜15℃程度低下させることができます。
３．天空日射とは、太陽光が大気中で散乱して、地上に降りそそいだものである。
→正しい
天空日射は、太陽直達光以外の散乱光のことを指し、全天から来る拡散した日射を意味する。
４．アルベドとは、任意の面に入射した日射量に対し、その面が反射した日射量の割合をいう。
→正しい
アルベド（反射率）は、地表面や建材が日射をどれだけ反射するかを示す指標。値が大きいほど、反射量が多い。
５．太陽定数とは、大気圏外において太陽に正対するときの単位面積当たりに入射する放射エネルギーのことをいう。
→正しい
太陽定数とは、地球の大気圏外において、太陽光線に垂直な1平方メートルが1秒間に受ける太陽放射のエネルギー量です。
ヘタ・レイどれも過去問で出題されたことがある論点なので暗記しましょう！
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