問題
ある測定点で、1台75dBの騒音レベルを生じる機械を6台同時に稼働させた場合の騒音レベルとして、最も近いものは次のうちどれか。
ただし、log102=0.3010,log103=0.4771とする。
1. | 78dB |
2. | 80dB |
3. | 83dB |
4. | 84dB |
5. | 85dB |
回答と解説動画
正解は(3)
この問題をガチでやると計算が難しいので以下の合成早見表を覚えて簡易的な計算を行うほうが効率的です。
差(dB) | 合成時のおまけ(dB) |
---|---|
0 | 3.0 |
1 | 2.5 |
2 | 2.1 |
3 | 1.8 |
5 | 1.2 |
6 | 1.0 |
10以上 | 0.4以下(ほぼ0) |
2台の機械の騒音レベルを合計する場合、2台の差を計算して、騒音レベルの大きい方の値に、上記早見表から差に応じた“おまけ”を足します。
例)75dBと73dBの合成なら、差は2なので上記表より「2.1」を75dBに足して約77dBとなる。
差が7以上の場合は、おまけが1dB未満()となるためほぼ0と考えて、大きいほうの数値に一番近い値を選んでおけば問題無いと思います。

とはいえ、この表を覚えるのも大変ですし捨て問題にしてもOKです。
おすすめは試験直前に覚えることかな・・・。
実際の解き方
機械は6台あるので、2台(グループA)、2台(グループB)、2台(グループC)という組み合わせに分ける。
まずは、グループAの2台(どちらも75dB)を合成してみる。
早見表から、差が0dBの場合は3.0を大きいほうに足すので、グループAは78dBとなる。
上記計算をグループB、グループCに対しても行う。
機械はすべて同じなので、グループAは76dB、グループBは76dB、グループCは78dBとなる。
次にグループAとグループB(どちらも78dB)を足して、グループDを作る。
早見表から、差が0dBの場合は3.0を大きいほうに足すので、グループDは81dBなる。
最後に、グループD(81dB)とグループC(78dB)を足す。
早見表から、差が3dBの場合、大きいほうに1.8を足すので、81dB+1.8dBで82.8dBとなる。
よって、答えは一番近い数字である3. 83dB(A)となる。
解説動画
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