問題
有害動物や防除に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
回答
正解は(4)
1.補助者をつけ、ヘルメットや墜落制止用器具を着用しなければならない高所作業は、労働安全衛生法において1.5m以上と定められている。
→不適当
労働安全衛生法(労働安全衛生規則)において、ヘルメット(保護帽)の着用や墜落制止用器具の原則使用が義務付けられる高所作業の基準は、「2メートル以上」です。1.5mではありません。
2.基礎的な 殺虫力や羽化阻害効力は、LD50、LC50やIC50等で評価され、この値が大きいほどそれらの効力が高いことを示す。
→不適当
これらの値は「50%を死滅(または阻害)させるのに必要な量」を表します。つまり、値が小さいほど少ない量で効く(=効力が高い)ことを示します。
| LD50 | LD50(Lethal Dose 50)とは、半数致死量のことであり、殺虫剤などの急性毒性の強さを示す指標です。一定量の薬剤を昆虫などの生物集団に投与したときに、その50%を致死させるために必要な1匹体あたりの薬剤量を意味します。 |
| LC50 | LC50(Lethal Concentration 50)とは、ある薬剤が空気中または水中に存在する場合に、その環境に一定時間曝露された試験生物のうち、50%が死亡する濃度を示す毒性指標です。主に水生生物や昆虫の幼虫などに対して用いられます。 |
| KT50 | KT50(Knockdown Time 50)とは、殺虫剤の作用により昆虫などの対象生物の50%が「行動不能(ノックダウン)」になるまでにかかる時間を示す指標です。値が小さいほど速効性があるといえる。 |
| IC50 | IC50(Inhibitory Concentration 50)とは、ある薬剤により昆虫の羽化を50%阻害する濃度を指します。つまり、この濃度では、対象となる昆虫の半数が羽化できなくなるということです。値が小さいほど効果が強い事を意味します。 |
3.ダニ類の成虫の体は、頭部・胸部・腹部の3つの部分に区別される。
→不適当
ダニの体は、口器を含む「顎体部」と、それ以外の部分である「胴体部」の2つに分けられます。
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4.ハトの巣を卵ごと撤去する場合には、自治体の長などの許可が必要となる。
→正しい
野生の鳥類(ドバトも含む)やその卵は、「鳥獣保護管理法」によって守られています。勝手に処分したり傷つけたりすることは禁止されており、卵や雛がいる巣を撤去するには自治体への申請と許可が必要です。
5.ネコノミの幼虫は、吸血を繰り返して発育する。
→不適当
ネコノミの「成虫」は吸血しますが、「幼虫」は吸血しません。幼虫は、成虫が排出した「血を含んだ糞」や、周囲のフケなどの有機物を食べて育ちます。
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