問題
建築物の防火対策と避難計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
| 1. | 火災の早期発見のため、自動火災報知機などを設置する。 | ||
| 2. | 火災の拡大防止のため、特定防火設備で区画化して防火区画を作る。 | ||
| 3. | 避難の原則として、二方向以上の避難経路を確保する。 | ||
| 4. | 劇場、集会場等における客室からの出口の戸は、内開きとする。 | ||
| 5. | 避難動線は、日常動線と一致させる計画が望ましい。 |
回答
正解は(4)
1.火災の早期発見のため、自動火災報知機などを設置する。
→正しい
火災対策の第一歩は「早期発見」です。自動火災報知設備により熱や煙を感知し、速やかに建物内の人に知らせることで、初期消火や避難を可能にします。
2.火災の拡大防止のため、特定防火設備で区画化して防火区画を作る。
→正しい
火災の拡大防止のため、建物は防火区画に分けられ、その区画間の開口部などに特定防火設備(防火戸や防火シャッターなど)を設置して、火炎や煙の広がりを防ぎ、安全な避難経路を確保します。
3.避難の原則として、二方向以上の避難経路を確保する。
→正しい
一か所の避難口が火災で使えなくなっても、別のルートから逃げられるように、重複しない2つ以上の経路を確保することが求められます。
4.劇場、集会場等における客室からの出口の戸は、内開きとする。
→不適当
避難安全の観点から、劇場や集会場の客席からの出口の戸は外開きでなければなりません。(パニック時は押すほうが開けやすいため)
(建築基準法施行令 第118条)
劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂又は集会場における客席からの出口の戸は、内開きとしてはならない。
5.避難動線は、日常動線と一致させる計画が望ましい。
→正しい
日頃から歩き慣れている経路であれば、火災や地震などの非常時、煙やパニックで視界が悪くても、迷わず迅速に地上や安全な場所へ避難できます。
そのため、避難動線は、日常動線と一致させる計画が望ましいとされています。
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