問題
冬期における結露に関する次のア~ウの文章の( )内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
ア 通常、室内においては、空気中の絶対湿度の空間的な分布は(1.比較的小さい)。そのため、局所的に温度が低い場所があると、その場所での飽和水蒸気圧が(2.低下し)、結果として結露が発生する。
イ 窓の(3.アルミサッシ)や断熱材が切れている場所等で(4.熱橋)を生じ、局所的に結露が発生しやすくなる。
ウ 内部結露を防ぐための方策としては、断熱層の(5.室外側)に防湿層を設ける方法が一般的に採用される。
回答と解説動画
正解は(5)
ア.通常、室内においては、空気中の絶対湿度の空間的な分布は(1.比較的小さい)。そのため、局所的に温度が低い場所があると、その場所での飽和水蒸気圧が(2.低下し)、結果として結露が発生する。
→上記文章は 正しい。
絶対湿度は室内でほぼ均一です。温度が低下すると飽和水蒸気量が減少し、相対湿度が上昇して結露が発生します。
イ.窓の(3.アルミサッシ)や断熱材が切れている場所等で(4.熱橋)を生じ、局所的に結露が発生しやすくなる。
→上記文章は 正しい。
アルミサッシは熱伝導率が高く、熱橋(ヒートブリッジ)となり結露の原因になります。
ウ.内部結露を防ぐための方策としては、断熱層の(5.室外側)に防湿層を設ける方法が一般的に採用される。
→ 上記文章は不適当です。
防湿層は高温高湿側(通常は室内側)に設置し、水蒸気の壁内侵入を防ぎます。室外側に設置すると逆効果です。
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