空気環境の測定【ビル管理士試験重要知識】

目次

1. 測定項目と基準値

測定項目管理基準値主なポイント・備考
温度18℃以上28℃以下令和4年改正(以前は17℃~)
相対湿度40%以上70%以下
気流0.5m/s以下
二酸化炭素(CO₂)1,000ppm以下
一酸化炭素(CO)6ppm以下令和4年改正(以前は10ppm以下)
浮遊粉じん0.15mg/m³以下
ホルムアルデヒド0.1mg/m³(0.08ppm)以下新築等直後の6~9月に1回測定

2. 測定頻度・測定場所

測定項目測定頻度測定場所・高さ
全項目(ホルムアルデヒド以外)2か月以内ごとに1回各階ごとに1カ所以上、居室中央部の床上75cm以上150cm以下
ホルムアルデヒド新築等直後の6~9月に1回同上
  • 測定は「各階ごとに1カ所以上」で実施します。
  • 測定高さは「床上75cm以上150cm以下」です。

3. 測定方法

測定項目主な測定方法・機器例
温度・湿度乾湿球温度計など
気流風速計
二酸化炭素(CO₂)検知管方式
一酸化炭素(CO)検知管方式
浮遊粉じん重量法または登録機器
ホルムアルデヒド厚生労働省指定の方法(検知管等)
  • 測定器は精度の高いものを使用し、定期的な校正が必要です。

4. 測定記録と保存

  • 測定記録の内容
    測定年月日、時刻、場所、測定者、測定値、測定方法などを記録します。
  • 保存期間
    5年間保存が必要です。

5. 試験で問われやすいポイントまとめ

  • 測定頻度は「2か月以内ごとに1回」
  • 測定場所は「各階ごとに1カ所以上」
  • 測定高さは「床上75cm以上150cm以下」
  • 基準値(温度、湿度、CO₂、CO、粉じん、気流、ホルムアルデヒド)を正確に覚える
  • ホルムアルデヒドは新築等直後の6~9月に1回測定
  • 記録は5年間保存
  • 測定器は定期的な校正が必要
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