ビル管理士 2022年(R4年) 問55  過去問の解説【空気環境の調整】

内容に誤りがあった場合は、お手数ですがコメント欄で教えて頂けると助かります。

問題

室内における空気汚染物質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.一酸化炭素の建築物内での発生源は、燃焼器具、たばこ等である。
2.二酸化炭素の建築物内での発生源は、人の活動(呼吸)、燃焼器具等である。
3.浮遊粉じんの建築物内での発生源は、人の活動などである。
4.ホルムアルデヒドの建築物内での発生源は、これを原料とした接着剤・複合フローリング、合板等である。
5.オゾンの建築物内での発生源は、洗剤、クリーナ等である。
created by Rinker
¥2,200 (2025/05/14 08:17:14時点 Amazon調べ-詳細)

回答と解説動画

正解は(5)

1.一酸化炭素の建築物内での発生源は、燃焼器具、たばこ等である。
→ 正しい。
一酸化炭素は、石油や都市ガスなどの不完全燃焼による暖房器具や、たばこから発生します。

2.二酸化炭素の建築物内での発生源は、人の活動(呼吸)、燃焼器具等である。
→ 正しい。
二酸化炭素は、主に人の呼吸や燃焼器具の使用によって発生します。

3.浮遊粉じんの建築物内での発生源は、人の活動などである。
→ 正しい。
浮遊粉じんは外気の侵入や建材などが主な発生源ですが、室内では人の活動(歩行や掃除、たばこ)も発生源となります。

4.ホルムアルデヒドの建築物内での発生源は、これを原料とした接着剤・複合フローリング、合板等である。
→ 正しい。
ホルムアルデヒドは、ユリア樹脂系接着剤や合板、パーティクルボード、家具などから発生します。

5.オゾンの建築物内での発生源は、洗剤、クリーナ等である。
→ 不適当。
オゾンは、洗剤や一般的なクリーナーからは発生しません。主な発生源は、電気式空気清浄機、コピー機、レーザープリンターなど高電圧を利用する機器です。洗剤やクリーナーはVOCs(揮発性有機化合物)など他の化学物質の発生源となりますが、オゾンの発生源ではありません。

解説動画

解説動画はまだありません

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次